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星風Pの雑記帳

ごく稀に投稿。Twitter: @tagoshu

【ネタバレ有り】『ローグ・ワン』には帝国軍兵器への愛が絶望的に足りない

世間では絶賛されているらしいローグ・ワンですが、個人的には余りにもがっかりでした。その理由は、帝国軍の殺気が全く足りず、戦闘シーンが緊張感に乏しいためです。

インペリアル級スター・デストロイヤーといえば、帝国軍が誇る大型戦艦です。その全長は実に1.6kmであり、無数の砲台が搭載されています。その恐ろしさは、Ep4の冒頭シーンで実に的確に表現されていましたよね。

今作『ローグ・ワン』においては、このスター・デストロイヤーこそが最大の強敵であり、その恐ろしさをいかに巧みに描くか、が、戦闘シーンに緊張感を生む上で最大の鍵と言えるでしょう。

帝国軍は、このスター・デストロイヤーを少なくとも数十隻という規模で配備しています。一方の同盟軍の艦隊は、というと…

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ミリタリー映画として破綻しているスター・ウォーズ Ep7

あえて言おう、スター・ウォーズはミリタリー映画であると。そして Ep7「フォースの覚醒」はミリタリー映画として破綻している。こんなものはスター・ウォーズではないのだ。

スター・ウォーズは、多面的な要素を含む作品であり、同じファンであっても、思い入れは人それぞれだ。ゆえに、思い入れが異なれば、評価も変ってくることだろう。Ep7 が楽しかったという人も居るだろう。その場合は、そう思った自分の気持ちを大切にして欲しい。感想は人それぞれで良いのだ。

そして、異なる感想を持った人の心情を理解するには、その人がどのような思い入れに基づいて評価しているか、という部分が重要となるだろう。

よって本記事では、Ep7 を論じるにあたっての重要な前置きとして、「筆者の思い入れ」という部分にとても多くの文面を割いている。そしてこの前置きの部分に、Ep7 という駄作を論じる上で鍵となる情報を多く含ませてある。

かなりの長文になってしまったので注意して頂きたい。また、あまり裏取りせずに記憶に頼って書いているので、記憶違いや勘違いもあるだろう。予めご容赦願いたい。

 

本記事には次の作品についてのネタバレを含む:

 

前置き

筆者について

筆者は戦闘機が大好きである。戦艦が大好きである。戦車も大好きである。一方で、剣と魔法のファンタジーとか、人型キャラ (大型ロボット含む) 同士の銃撃戦、格闘戦にはさほど興味が無い。よって本記事では、スター・ウォーズのファンタジー面は論じない。

また、筆者はリアル至上主義者ではない。リアルを追求してしまうと、そもそも宇宙空間でのドッグファイトなど成立し得ないだろう (※ただし、数ある SF 小説の中には、現実の物理法則の制限下での宇宙戦闘を本格的に考証した上で執筆されたものもあるようだ。筆者は未読ではあるが)。しかしリアルを追求しないとしても、大きすぎる嘘は萎えるので、その辺りのバランスは重要だと考えている。

筆者は1977年生まれのおっさんである。そしてスター・ウォーズ Ep4 の海外での公開が同年である。恐らくスター・ウォーズは、幼少の頃から何度も観た映画であろう。よって初見がいつだったかは記憶にない。

だが、いつスター・ウォーズのファンになったか。それははっきりしている。それは高校生の頃に DOS/V 機 (当時はこう呼んでいた) で輸入版の PC ゲーム "X-WING" シリーズをプレイしたことがきっかけだ。 

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