星風Pの雑記帳

個人企画『ドームで上映会』 (Twitter: @DomeDeShow) 主催者。個人Twitter: @tagoshu

【ドームで上映会】持ち込み映像の上映に関するスタンス

星風Pが主催する個人企画『ドームで上映会』では、参加者の皆さまが持ち寄った映像 (市販のアニメや映画等の映像ディスク、自作の平面映像・ドーム映像・パノラマ映像など) や静止画を上映する「持ち寄り上映会」のようなイベントも実施していきたいと考えています。ここに、持ち込み映像の上映に関するスタンスをまとめておきます。なお、このスタンスは随時更新されます。

VOCALOID キャラクター等を使用した映像に関して

クリプトン・フューチャー・メディア(株)

f:id:tagoshu:20180115230735p:plain初音ミクを初めとするクリプトン社の各種キャラクターを使用した映像に関しては、『ドームで上映会』として ピアプロリンク を申請し、2018 年 1 月 15 日に受理されましたので、上映可能です。ピアプロリンクは受理から 1 年間有効です。

なお、ピアプロリンクは「利用料 0 円の非営利有償サービス (イベント)」として申請しました。申請前にクリプトン社に相談したところ、「例え非営利の無料イベントであっても、イベントで上映する場合にはピアプロリンクを申請して欲しい」とのことでしたので、それに従った形です。

株式会社AHS (AH-Software)

結月ゆかりを初めとする AHS 社の各種キャラクターを使用した映像に関しては、AHS 社に問い合わせたところ、非営利・無料イベントであるために キャラクター使用ガイドライン (VOCALOID 結月ゆかりの場合) の範囲内での使用に該当する、という判断を頂きましたので、上映可能です。なお、AHS 社の場合、このガイドラインはキャラクター毎にページが分けられていますのでご注意ください。

株式会社インターネット

Megpoid GUMI を初めとするインターネット社の各種キャラクターを使用した映像に関しては、インターネット社に問い合わせたところ、非営利・無料イベントであるために VOCALOID シリーズ キャラクター使用に関するガイドライン の範囲内での使用に該当する、という判断を頂きましたので、上映可能です。

その他の二次創作作品に関して

その他の二次創作作品に関しては、版権元が公式の二次創作ガイドラインを用意しており、そのガイドラインを遵守している作品のみを上映可能です。

版権元への確認が必要であると考えられる場合には、必要に応じて主催者である私から各社に問い合わせますので、まずはご相談ください。

ドーム投影の特徴に関して

半球状のドームシアターにおいては、全視界を覆い尽くすようなサイズで各種映像を超大映しすることが可能であり、これは平面スクリーンにおいては無理なことです。

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著作権法第38条第1項を根拠とした無料の映画上映会の実施に関する個人的なスタンス

著作権法第38条第1項」によると、「無料・非営利・無報酬の映画上映会であれば、権利者の許可を得ることなく無断で実施して構わない」ということになっているそうです:

各地の自治体が市民向けの無料の映画上映会を開催していますが、そういった上映会の開催にあたっては、恐らくはこの条項を根拠としているようです。

この条項に関する専門家による解説の一例として、こちらのブログ記事があります:

www.techvisor.jp

この記事を読んだ限りでは、私は「完全にホワイトとは言えないグレーゾーンではあるが、この条項をしっかり遵守して実施する限りにおいては、権利者から訴えられて負ける可能性はほぼ無さそうだ」「仮に、権利者がやめて欲しいと言ってきた場合、それは法的根拠の薄いお願いレベルのものに過ぎないため、それを無視して上映会を実施したとしても、権利者から訴えられて負ける可能性はほぼ無さそうだ」と判断しました。

もちろん、「例え訴えられる可能性がほぼ無いとしても、権利者から正式な許可を得ない限りは上映会を実施すべきでは無い」という考えもあるでしょう。ですが、私としては次のように考えています。

そもそも、「いかなるケースであっても、権利者から正式な許可を得ない限りは上映会を実施すべきでは無い」という考え方が絶対的なものであるなら、何故「著作権法第38条第1項」のような規定があるのでしょうか?

これは専門家ではないいち個人に過ぎない私の推測に過ぎませんが、「特定のケースに限って例外的に、権利者からの許可を得ずに上映できるようにすることで、著作物のスムーズな利用を促そう」という趣旨なのではないでしょうか?

従って、「いかなるケースであっても、権利者から正式な許可を得ない限りは上映会を実施すべきでは無い」という考え方は、「著作権法第38条第1項」の趣旨に反する無粋な考え方である、と言えるのかも知れません。

また、例え法律的に (ほぼ) 問題が無いとしても、このような無料上映会は商業的な映画上映等と競合し得るから好ましくない、という考え方もあるでしょう。しかし、同人上映会には、「権利者がやってくれないから自分たちでやるのだ」という趣旨のものが多いのです。

私が主催する同人企画『ドームで上映会』の場合もそれは同様で、(少なくとも日本国内においては) 商業活動としてドームシアターを利用して映画やアニメが上映されることは滅多にないため、自分たちでやるのだ、いう趣旨なのです。(※ 海外においては IMAX ドームシアター 等で映画が上映されているケースがあります。)

いずれにせよ私としての最大の関心は、「この条項を根拠とし、無断で非営利かつ無料の上映会を実施した結果として、訴えられて負ける可能性が少なからずあるのかどうか」という点にあります。

もし「訴えられて負ける可能性が少なからずあるのでヤバいぞ」と指摘している法律の専門家による記事や、実際に訴えられて負けたという判例をご存じでしたら、是非紹介して頂ければ幸いです。訴えられて負ける可能性が少なからずあるなら、さすがにヤバいので私としてもやりたくありません。

以上が、この条項を根拠とした無料の映画上映会 (市販の映像ディスクを使用した上映会) の実施に関する私、星風Pこと田子周作個人としてのスタンスとなります。私の個人企画『ドームで上映会』は、このスタンスに則り、万一映像の権利者との間で何らかの紛争が生じた場合には、主催者である私個人が全責任を負という形で実施させて頂きます。

私が主催する『ドームで上映会』には、以上のスタンスに納得して頂いた方のみがご参加頂けます。万一、会場においてこのスタンスに異を唱える人物が現れた場合には、参加資格がない人物としてご退場頂くことになりますので、予めご了承ください。

公的機関や専門家による著作権法第38条第1項に関する情報のリンク集

著作権法第38条第1項の将来的な見直しの可能性に関して

著作権法第38条第1項は、将来的な見直しが検討されているようです。将来的には、現行法の下では許容されているような無断での非営利・無料の上映会は、許容されなくなる可能性があるのかも知れません。

新プロジェクト『ドームで上映会』発足

新プロジェクト『ドームで上映会』を発足しました:
https://twitter.com/DomeDeShow
https://www.facebook.com/DomeDeShow/

これはプラネタリウムの半球ドームスクリーンで映画等を楽しもう、という同人プロジェクトです。著作権法第38条第1項準拠の合法・非公式・無料・非営利・無報酬の上映会として実施予定。

『ドームで上映会』はあくまで星風Pの個人サークルという位置付けであり、ニコニコプラネタリウム部とは別のプロジェクトという形ではありますが、ぜひこちらもよろしくお願い致します。

ミリタリー映画として破綻しているスター・ウォーズ Ep7

あえて言おう、スター・ウォーズはミリタリー映画であると。そして Ep7「フォースの覚醒」はミリタリー映画として破綻している。こんなものはスター・ウォーズではないのだ。

スター・ウォーズは、多面的な要素を含む作品であり、同じファンであっても、思い入れは人それぞれだ。ゆえに、思い入れが異なれば、評価も変ってくることだろう。Ep7 が楽しかったという人も居るだろう。その場合は、そう思った自分の気持ちを大切にして欲しい。感想は人それぞれで良いのだ。

そして、異なる感想を持った人の心情を理解するには、その人がどのような思い入れに基づいて評価しているか、という部分が重要となるだろう。

よって本記事では、Ep7 を論じるにあたっての重要な前置きとして、「筆者の思い入れ」という部分にとても多くの文面を割いている。そしてこの前置きの部分に、Ep7 という駄作を論じる上で鍵となる情報を多く含ませてある。

かなりの長文になってしまったので注意して頂きたい。また、あまり裏取りせずに記憶に頼って書いているので、記憶違いや勘違いもあるだろう。予めご容赦願いたい。

 

本記事には次の作品についてのネタバレを含む:

 

前置き

筆者について

筆者は戦闘機が大好きである。戦艦が大好きである。戦車も大好きである。一方で、剣と魔法のファンタジーとか、人型キャラ (大型ロボット含む) 同士の銃撃戦、格闘戦にはさほど興味が無い。よって本記事では、スター・ウォーズのファンタジー面は論じない。

また、筆者はリアル至上主義者ではない。リアルを追求してしまうと、そもそも宇宙空間でのドッグファイトなど成立し得ないだろう (※ただし、数ある SF 小説の中には、現実の物理法則の制限下での宇宙戦闘を本格的に考証した上で執筆されたものもあるようだ。筆者は未読ではあるが)。しかしリアルを追求しないとしても、大きすぎる嘘は萎えるので、その辺りのバランスは重要だと考えている。

筆者は1977年生まれのおっさんである。そしてスター・ウォーズ Ep4 の海外での公開が同年である。恐らくスター・ウォーズは、幼少の頃から何度も観た映画であろう。よって初見がいつだったかは記憶にない。

だが、いつスター・ウォーズのファンになったか。それははっきりしている。それは高校生の頃に DOS/V 機 (当時はこう呼んでいた) で輸入版の PC ゲーム "X-WING" シリーズをプレイしたことがきっかけだ。 

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